テレダイン・フリアーは、このほど連続ズーム(CZ)レンズを搭載した中波長赤外(MWIR)カメラモジュールNeutrino ISシリーズの最新モデル「Neutrino LC CZ 15-300」を発売した。

Neutrino LC CZ 15-300は、ITAR(国際武器取引規格)適用外であるNeutrino ISシリーズの最新モジュールで、長距離からの鮮明なSD/HD解像度によるMWIRイメージングを必要とする統合ソリューションに対応。航空機や無人機器、C-UAS、セキュリティ、ISR、照準アプリケーションなどのOEMメーカーほか、システムインテグレータなど、サイズ・重量・消費電料・コスト(SWaP+C)すべての面でメリットを提供する。

最新モデルは、Neutrino ISシリーズ同様、標準MWIRカメラとレンズを組み合せて提供することが可能ため、インテグレータは市場投入までの時間を短縮するができ、高い性能を低コストで提供できる。新モデルの発売により、複数のサプライヤから購入、完成していた製品を素早く統合することができる。
Neutrino LC CZ 15-300は、テレダイン・フリアーのHOT FPA技術をベースに開発。長寿命で低消費電力・静粛・低振動による動作が求められる堅牢な製品に向け、高い性能と640×512HDのMWIR画像品質とともに、15～300㎜のCZ機能を提供する。
また、長寿命なスターリング・クライオクーラにより動作の信頼性を向上。2年間保証付きで、統合時のリスクや運用コスト抑制を図っている。

テレダイン・フリアーのサービスチームは、開発から設計プロセスまでをサポートするほか、専門技術を提供している。

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