パナソニックカーエレクトロニクス
DRIVEBOSS配送・巡回効率化機能を強化
パナソニック カーエレクトロニクス(PCE=東京都品川区、社長:荒屋 和浩氏)は、「DRIVEBOSS(ドライブボス)」に新機能を追加する。
DRIVEBOSSは、効率配車AI技術を活用し、種々の制約条件を考慮して配車計画を自動で作成するシステム。従来の配送時間帯の指定機能に、積載量管理やドライバースキル等の制約条件を追加し、複数台の車両と数百件の訪問先の配送・巡回計画を一括で効率的に作成できる機能を2022年10月から追加する。この機能強化により、巡回時間や稼働台数の削減による配送・巡回の効率化や、延着・早着(待機時間)を防止する。
また、2023年には、作成した配送・巡回計画に合わせたルート案内や業務実績を記録するスマートフォンやタブレットとの連携も予定している。

配送業界では、2024年施行予定の働き方改革関連法により、ドライバーの労働時間に上限(時間外労働 年960時間)が設定される。
従来のドライバー不足の課題もあり、さらなる現場の生産性向上・効率化が求められている。
これに対応し、DRIVEBOSSは、PCEが介護業界でのデイサービスの送迎業務の効率化で培ってきた効率配車AI技術をさらに強化することで、延着・早着(待機時間)を防止する配送時間帯を守りながら、限られた車両数とドライバー数でより効率的に配送・巡回業務が行えるようになる。

導入企業との机上シミュレーションでは、配車担当者が作成した配車計画とDRIVEBOSSの効率配車AI技術の配車計画を比較。DRIVEBOSSでは、配車計画作成時間を約1時間削減し、ドライバー1人当たりの配送所要時間も約2時間短縮した。また、車両台数も削減できることを確認した。

さらに、スマートフォンやタブレットとの連携により、配送先へのルート案内に加え、運転者が時間を要している業務活動日報(記録)の作成工数の削減と、運転者ごとに異なる、急加速・急減速・速度超過等の運転状況を自動で集約。こうしたデータを元に安全運転の啓蒙を行うことで、交通事故の予防にも貢献する。

詳細はDRIVEBOSS配送・巡回効率化機能ウェブサイト参照
https://www.car.panasonic.co.jp/pce_top/news/20220824-04.html
※資料提供:パナソニック

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