三菱電機
令和4年度優秀省エネ脱炭素機器・システム表彰受賞
三菱電機は、一般社団法人 日本機械工業連合会主催の令和4年度「優秀省エネ脱炭素機器・システム表彰」において、鉄道車両用同期リラクタンスモーターシステム「SynTRACS」(シントラックス)が「日本機械工業連合会会長賞」を受賞した。

受賞した鉄道車両用同期リラクタンスモーターシステム「SynTRACS」は、鉄道車両の推進システムとして用いられるもので、同期リラクタンスモーター(SynRM:シンアールエム)とそれを制御するインバーターで構成。2020年11月に回転子に永久磁石およびレアアースを用いないSynRMとそれを駆動するインバーター制御技術を開発した。
SynRMとしては世界最大級となる最大出力450㎾の高出力と鉄道車両として必要とされる広い速度範囲での運転を実現すると共に、従来の高効率誘導モーター比で損失を50%削減する等、世界最高レベルの高効率を達成した。
また、2021年12月から2022年2月まで「SynTRACS」を鉄道車両に搭載し、営業運用による評価試験を行い、消費電力量が高効率誘導モーターシステム比で18%減となる省エネ効果を確認した。これらの鉄道車両の省エネ化に大きく貢献するシステムの開発と省資源化への取り組みが高く評価され、受賞に至った。

(※資料提供:三菱電機)


TOP