オークマ
5軸制御MC「MU-500VⅢ」開発
オークマは、「高精度・高生産性と脱炭素(省エネ)を両立」させ、さらに広い加工空間を省スペースで実現したGreen-Smart Machineの5軸制御マシニングセンタ(5軸制御MC)「MU-500VⅢ」を開発した。
同機は、脱炭素、工程集約の需要がグローバルに高まる中、最大ワークサイズφ700㎜×500㎜の加工を確保。3軸制御の立形MC同様の省スペースと高操作性に加え、高い加工能力を備えることで高精度と省エネを両立。ワンチャッキング多面加工による高精度な工程集約により、顧客の生産性、収益性を向上するとともに、オークマ独自の新世代CNC「OSP-P500」を搭載した「Green-Smart Machine」として、製造業が直面する課題(労働人口減少、技能伝承問題、脱炭素)解決に貢献する。

「MU-500VⅢ」は、経時熱変位7μm以下(環境温度8℃変化時)と 5軸制御MCとして世界最高レベルの精度安定性を実現。消費電力を12%削減(同社試算値)し、高生産性・高精度と脱炭素を高次元で両立した。
また、加工空間を68%拡大(最大ワーク径φ600㎜の同シリーズ機比)。フロアスペースを最小限に抑え、5軸制御MCの導入を推進
するとともに、加工プログラムを知らない初心者でも5軸加工、多面加工を1日でプログラム作成から初品加工まで可能な革新的HMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)を提供する。
最大ワーク径φ600の5軸制御MC「MU-400VⅡ」の上位機種として、最大ワーク径φ700㎜に対応し、省スペースと導入のしやすさを追求した「MU-500VⅢ」に加え、更なる高い工程集約能力を備えたMU-1000Vシリーズ(MU-4000V/5000V/6300V/8000V)のラインナップにより、工程集約による省人化需要に応えていく。

(※資料提供:オークマ)


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