ユアサ商事
工作機械向け省エネ制御ソフト「GCCP」発売
ユアサ商事は、特許取得済みで自社開発の工作機械向け省エネ制御ソフト「GCCP」の販売を開始した。

同社はアルミ切粉リサイクルシステムの開発や、高効率モータ、回生エネルギー技術等を採用した工作機械の販売を通し、機械加工工程での省エネルギー化に取り組んできた。
さらなる効果的な省エネを進めるための調査を実施したところ、工作機械の一種であるマシニングセンタの運転において、加工点の冷却や切粉の排出等を目的としたクーラントポンプ稼働時の消費電力が、全体の50%以上を占める場合が多いことが判明した。
クーラントポンプは加工時において常時運転するケースが多く、これを最適運転させることで消費電力削減
につながる。

開発ソフト「GCCP(Green control for coolant pump)」ではマシニングセンタで加工する際に発生する切粉の量に応じて、搭載されているカッティングクーラント、機内洗浄用クーラント等の各種ポンプを制御し、不要なポンプの運転を自動的に停止することで、機械稼動時の消費電力を削減する。ツール毎に切粉量を設定することも可能。
現在はファナック社製FANUC ROBODRILLα-DiBシリーズ以降が対象だが、他メーカー・他機種用にも今後開発を予定している。

自動車部品メーカーでGCCPを導入した結果、約20%の消費電力を削減した。電気料金に換算すると、年間で11万円以上のコストカットが見込まれる。
機械の仕様や加工内容により最大41%の消費電力削減効果を確認している。

「GCCP」を搭載したシステムは、2023年11月29日(水)から12月2日(土)に東京ビッグサイトで開催される「2023 国際ロボット展」に出展する。

■商品の詳細
https://youtu.be/HCOJi2UkW-A
(※資料提供:ユアサ商事)


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