THK
クロスローラーガイドにセンターレールタイプ追加
THKは、ケージずれ防止機構付きクロスローラーガイド標準タイプのラインナップを拡充し、さらにセンターレールタイプをカタログ標準品として追加する。

クロスローラーガイドは精密ローラーを直交させて保持したケージを専用レールと組み合わせた構造で、有限ストロークの動きの軽い直動案内。THK独自のラック&ピニオン機構を備えており、これによりケージずれの無い正確な動きを実現する。
用途は半導体製造装置をはじめ、電子部品の製造装置や光学測定器などに最適で、OA機器および周辺機器など従来からあるニーズ以外にも多くの需要が見込まれる。

これまでは、取付間隔を自由に設計できる標準タイプがラインナップの中心だったが、今回新たに取付の簡略化や装置のコンパクト化を実現するセンターレールタイプ(※1)を追加した。
既存のVR形に比べローラー数を増やし、基本定格荷重・剛性が大幅に向上し、かつ長寿命を実現する。

今回多様なニーズに応え、クロスローラーガイドは標準タイプ、センターレールタイプともに形番数を大幅に拡充し、より多彩な製品ラインナップを展開する。
新たに追加したセンターレールタイプは、独自設計のラック&ピニオン機構を採用することで、装置の駆動による振動や慣性力、衝撃などによって発生するケージずれを防止する。
また、ケージずれ防止機構付きクロスローラーガイドの標準タイプは、既存VR形と同一取付寸法のため、容易に置換えができる。
センターレールは標準タイプの内側2本のレールが一体化した形状で、これにより、取付が簡略化され、幅寸法のコンパクトなテーブルユニットが構成できる。

THKは、今後もさまざまな分野のニーズに適した製品を開発、提供し、幅広い装置の高性能化に貢献する。

■用語の補足
◇※1:センターレールタイプ
・標準タイプの内側2本のレールが一体化した形状

(※資料提供:THK)


TOP