三神戸製鋼所
「WIPO GREEN」へ水素関連技術6件登録
神戸製鋼所は、世界知的所有権機関(WIPO:World Intellectual Property Organization)が運営する環境技術関連の交流の枠組みである「WIPO GREEN(※1)」に、2023年2月に13件の技術を登録(※2)したが、このほど新たに水素の精製、貯蔵、水素ステーションなど水素関連でも6件の技術(下表)を登録した。

WIPO GREENは、環境技術の開発と普及を後押しすることを目的とし、オンラインデータベースや地域の活動を通じ、環境に優しいイノベーションに関する技術などの提供者と、需要者をつないでいる。WIPO GREENに技術登録することで技術の利活用を促進し、水素社会の実現に貢献していく。

KOBELCOグループはサステナビリティ経営の推進を通じ、新たな価値を創造し、社会の発展に貢献していくことを目指している。これからも、幅広い事業領域から生まれる多種・多様な環境技術や、技術と技術のかけ算によるKOBELCOならではのソリューション提案などをWIPO GREENを通じて社会に還元することにより、保有する環境技術のグローバルな活用機会を増やし、環境に優しいイノベーションを必要とするステークホルダーに貢献していく。

■WIPO GREENへの登録技術一覧(今回登録分)
(1)技術開発本部:CO選択吸着剤を用いた圧力スイング吸着法(PSA)にて水素を精製する技術
(2)技術開発本部:メチルシクロヘキサン(MCH)の脱水素化ガス中の不純物を除去し、水素を高純度化する技術
(3)技術開発本部:水素精製及び貯蔵システム
(4)技術開発本部:水素吸蔵合金を用いた水素貯蔵プロセス
(5)技術開発本部:改質器(水素リッチな改質ガスを生成する改質器)
(6)技術開発本部:再生可能エネルギー利用水素ステーション

■用語の補足
※1:WIPO GREENの公式HP
https://www3.wipo.int/wipogreen/en/※2:環境技術に関する技術交流の国際的枠組み「WIPO GREEN」への技術登録について(2023年2月21日 プレスリリース)
https://www.kobelco.co.jp/releases/1211571_15541.html
(※資料提供:神戸製鋼所)


TOP