MOLDINO
「ASB形」に刃先強化型インサート追加
MOLDINOは、アルファスーパーボールエンドミル「ASB形」に刃先強化型インサートを追加し、販売を開始した。

同社は2004年にアルファスーパーボールエンドミル「ASB形」を発売。本商品は、切削抵抗の低減や工具剛性を強化した独自の工具設計により、重切削に生じがちなトラブルを解消した。「ASB形」はインサート材種を更新しながら主にプレス金型の形状部荒加工において好評を得ていた。
一方、プレス金型の補修に用いられる肉盛り溶接材料やSKD11焼入れ鋼の荒加工では、取り代が安定しない黒皮加工や高硬度鋼の加工となるため難易度が高く、工具の短寿命や早期欠損が課題となっていた。そこで同社は今回、欠損を抑制し長寿命化が可能な刃先強化型インサートを開発した。

新たに追加した刃先強化型インサートは、ネガの刃先形状と親刃先端部に設けた面取り部により耐欠損性を改善した。
取り代が不安定な肉盛り溶接材や高硬度鋼の荒加工において従来工具よりも長寿命を発揮する。
片面2コーナ仕様で、FCD600+TM2000(肉盛り溶接材)の加工では、安定性が向上し、従来品に比べ工具寿命が2倍に延長。また、高硬度鋼SKD11(60HRC)の加工では刃先の欠損を抑制。従来品に比べ工具寿命が1.3倍に向上するなど、プレス金型の肉盛り溶接材や高硬度鋼の荒加工に優れたの効果を発揮する。

追加発売したのは、刃先強化型インサート2アイテム(1材種)。ASB形工具径50㎜のホルダに対応する。

■販売価格(税別)
・(親刃)ZPET250CE-D:JP4120 ¥8,970
・(子刃)ZPET250SK-D:JP4120 ¥6,740

(※資料提供:MOLDINO)


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