神戸製鋼所
賃上げ・労働条件の向上実施
株式会社神戸製鋼所は本日、2024年の総合労働条件交渉について、労働組合からの要求に回答した。
基本賃金の増額に加えて、その他の要求項目についても、すべて満額で受け入れる旨の回答した。

(1)回答内容
神鋼労組の全要求項目に満額回答した。
※労働組合の要求内容
1.基本賃金の増額
 月額30,000円の増額
2.所定年間休日の増加(所定年間労働時間1,800時間台実現):
 全勤務に対して2日増。
 常昼、2交替勤務・・・121日(年間所定労働時間1,891時間)
 3交替勤務者・・・105日(年間所定労働時間1,883時間)
3.KOBELCOライフサポート休暇(治療、看護、介護、自己啓発等に対する同社独自の特別休暇)
 半日単位の取得を可能
4.深夜業割増金の増額(午後10時から午前5時の賃金割増率)
 実働1時間あたり割増率40%
5.日曜祝日手当の増額(日曜祝日に勤務した場合の手当)
 勤務1回あたり手当3,000円
6.緊急呼出手当の増額(予告なく緊急に就業を命じる際の手当)
 深夜・休日の呼出10,000円、深夜・休日以外の呼出7,500円
 なお、基本賃金の増額と定期昇給をあわせた平均賃上げ率は+12.8%(定期昇給分2.5%含む)となる。

(2)回答の考え方
同社は、ステークホルダーにとってかけがえのない存在であり続けるためには、働く一人ひとりが活き活きと仕事に取り組み、企業理念に共感し、会社に誇りを持つことが重要と考えている。
多様な事業を営み、多様な勤務形態を有する同社においては、幅広い観点での「人への投資」が必要との認識の下、従業員の働きがいの向上、ワーク・ライフ・バランス、作業上の忌避感への対応など、基本賃金のみならず、休日・休暇や諸手当など、各種労働条件の向上を図ることが、経営課題の解決に資するものと判断した。
同社は今後も人材の確保・定着、生産性向上などの課題に対して、従業員がより一層能力を発揮しやすい職場環境の構築を目指していく。



(※資料提供:三)


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