シチズンマシナリー
本社自然保護区域が環境省「自然共生サイト」認定
シチズンマシナリー株式会社(長野県北佐久郡御代田町、社長:中島 圭一氏)の本社敷地内にある自然保護区域が、このほど環境省の定める生物多様性保全区域「自然共生サイト」に認定され、3月19日(火)に長野ターミナル会館において認定授与式が執り行われた。
シチズングループでは、環境省が主導する「生物多様性のための30by30アライアンス」に2023年4月より参画し、グループのなかでは今回が初めての認定取得となる。

今回、認定された「シチズンマシナリー自然保護区域」では、専門家の生物調査により複数の希少種の生息が確認され、同社のサステナビリティ活動を推進するチーム(※1)が中心となって従業員による保全活動を実施している。中でもミヤマシジミ蝶(※2)とエゾアカヤマアリ(※3)の共生生育環境の保全に力を入れており、ミヤマシジミ蝶の食草であるコマツナギの植樹や研究者のアドバイスのもと蝶の移殖などにも挑戦している。

同社は今後も、シチズングループの企業理念である「市民に愛され市民に貢献する」のもと、企業の責任として持続可能な社会の実現に向けた各種取り組みを継続する。

●自然共生サイトとは
自然共生サイトは、国際目標である「30by30」(※4)に貢献する日本の取り組みのひとつで、「民間の取り組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を国が認定する。認定区域はOECM(※5)として国際データベースにも登録され、世界が目指すネイチャー・ポジティブに寄与する。

■用語の補足
※1:2022年にSDGsへの貢献を目的に結成したチーム。環境配慮型製品の開発のほか、環境、次世代育成、地域貢献、働きがいの向上など多岐にわたる活動を実施。
※2:環境省レッドリスト2020 絶滅危惧IB類(EN)、⾧野県レッドリスト2015 絶滅危惧Ⅱ類(VU)
※3:環境省レッドリスト2020 滅危惧Ⅱ類(VU)、⾧野県レッドリスト2015 準絶滅危惧(NT)
※4:2022年12月の生物多様性条約第15回締結国会議(COP15)で採択された2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として保全する国際的な目標
※5:Other Effective area-based Conservation Measuresの略。民間等の取り組みにより保全が図られている地域や、保全を目的としない管理が結果として自然環境を守ることにも貢献している地域

(※資料提供:シチズンマシナリー)


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